GWの最後の土曜日

私も彼も午後から都合がつき
急遽会えることになった

連休中に会うことなんて
お互い考えてなかったのに

私の仕事のシフトが偶然空いて
それを彼に伝えると
すぐに出てくると言ってくれた

慌てて準備をして
久しぶりにオシャレをして
彼の待っている場所へと走った 


変わらぬ彼の笑顔に安堵して
そのまま街をドライブ
夜は展望台で星を見上げた

彼が予約してくれたホテルに向かい
ゆっくりと温泉に浸かる

新しい仕事を始めてから
こんなにのんびりできたのは
すべて彼のおかげ

私のために
連休の最終日を使ってくれたことに
もはや感謝しかない

温泉の湯船に浸りながら
なんだか無性に
涙がこぼれて仕方がなかった


彼との数ヶ月ぶりの夜


ふたりで
身体を寄り添いながら
夜を飛び越え
新しい朝を一緒に迎えた