彼にここでの
ご当地グルメを聞いていた

数日前に偶然にも
ローカルテレビで放映されていて
私も楽しみにしていた


ふたりで店内に入り
違うメニューを頼みシェアした


これがまたどちらも美味しかった
彼と一緒だとゆうスパイスもあるけれど


その後は彼が住んでいた地域を歩く
高台には小学校があり
その近くには墓地公園

小さい頃はそこが一番怖かったらしい

彼の住んでいた場所はとゆうと
数年前に区画整理があったようで
当時の面影もあまりないようだった
やっぱり町も変わるよな、、
彼の言葉が寂しく響いた


思い出巡りを後にして
車に乗り込む

キミと来られてよかったよ
ここに来るのは
きっともう最後だろう


遠足で毎年登ったとゆう山を見ながら
私達は帰りのインターへと向かう


今日一日
彼はいったいどんな想いで
何を感じていたのだろうか

ずっと黙ったままの横顔

それを見るのが
なんだかとても辛くて
思わず彼の手をギュッと握る


すると彼は
更にギュッと
私の手を握り返してきたのだった